IT用語: 災害復旧(DR)とは|大規模障害からシステムを復旧させる戦略
地震・データセンター障害などの大規模障害からビジネスを継続するDR(ディザスタリカバリ)戦略と4つのパターンを解説。
災害復旧(DR: Disaster Recovery)とは
ディザスタリカバリ(DR)は、地震・火災・サイバー攻撃・大規模障害など、通常の冗長化では対応できない広域災害が発生した場合に、システムとビジネスを復旧させる計画・戦略です。
2つの重要指標
| 指標 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| RTO(Recovery Time Objective) | 許容できる最大ダウンタイム | 「障害から4時間以内に復旧」 |
| RPO(Recovery Point Objective) | 許容できる最大データ損失期間 | 「最大1時間前のデータまで失っても可」 |
RTOとRPOが短いほど、より高コストな構成が必要です。
AWSのDR戦略(コスト・RTO順)
| 戦略 | RTO/RPO | 特徴 | コスト |
|---|---|---|---|
| バックアップ&リストア | 数時間〜 | S3等にバックアップ保存のみ | 最安 |
| パイロットライト | 数十分 | 最小限のシステムを別リージョンで常時起動 | 低 |
| ウォームスタンバイ | 数分 | 縮小版の完全動作システムを別リージョンで待機 | 中 |
| マルチサイト(Active-Active) | 数秒〜 | 両リージョンで同時に処理 | 最高 |
BCP(事業継続計画)との関係
DRはBCP(Business Continuity Planning: 事業継続計画)の一部です。BCPはIT以外(人員・拠点・サプライチェーン)も含む包括的な計画で、DRはその中のIT復旧計画に当たります。
クラウド時代はリージョン間レプリケーションにより、以前より低コストで高水準なDR構成が実現できます。
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