ネットワーク用語辞典 2026-02-26

IT用語: DNS (Domain Name System) とは

インターネットの電話帳と呼ばれるDNSの仕組みと、浸透待ちの誤解について。

DNS (Domain Name System) とは?

IPアドレス(192.168.x.x 等の数字の羅列)と、ドメイン名(example.com 等の文字列)を相互に変換するシステムです。人間にとって覚えにくい長大な数字の代わりに、分かりやすい文字列でWebサイトにアクセスできるようにします。「インターネットの電話帳」によく例えられます。

ネットワークエンジニアの視点

Webサイトの引越し(サーバー移転)時などに『DNSの浸透待ち』という言葉が使われますが、技術的に「浸透」という表現は正確ではありません。

正しくは**「各地のDNSサーバーに保存されたキャッシュの生存期間(TTL)切れ待ち」**です。

移行作業を行う前には、旧DNSレコードのTTL(Time To Live)を極端に短く(例: 300秒など)変更しておくのがプロの定石です。これにより、全世界のDNSサーバーが古いキャッシュをすぐに破棄し、切り替え時のダウンタイムを最小限に抑えることができます。

代表的なDNSレコード

  • A レコード: ドメインを IPv4 アドレスに紐付ける
  • CNAME レコード: ドメインを 別のドメインに紐付ける(エイリアス)
  • MX レコード: メールの送信先サーバーを指定する
  • TXT レコード: ドメインの所有権証明やSPF(スパム対策)に使用する