BGP(ボーダーゲートウェイプロトコル)
インターネット上の自律システム(AS)間でルーティング情報を交換するプロトコル。インターネットの経路制御の根幹を担い、「インターネットの接着剤」とも呼ばれる。
BGP(Border Gateway Protocol)とは?
BGPは、インターネット上の異なる自律システム(AS:Autonomous System)間でルーティング情報を交換するプロトコルです。現在のバージョンはBGP-4(RFC 4271)です。
自律システム(AS)とは
ISP(インターネットプロバイダー)や大企業など、独立したルーティングポリシーを持つネットワークの単位です。各ASにはASN(AS番号)が割り当てられています。
- AS7500: NTTコミュニケーションズ
- AS2516: KDDI
BGPの特徴
| 特徴 | 説明 |
|---|---|
| パスベクター型 | ASのパス情報をもとに最適経路を選択 |
| TCPポート179 | 信頼性の高いTCPで通信 |
| iBGP vs eBGP | 同一AS内(iBGP)・異なるAS間(eBGP)で使い分け |
BGPに関わる障害事例
BGPの設定ミスは「インターネット全体の障害」につながります。有名な例として、2021年のFacebook大規模障害はBGPルーティング設定の誤りが原因でした。
まとめ
BGPはインターネットインフラの根幹ですが、設定ミスの影響が甚大なため、エンタープライズネットワークでは専門知識を持った担当者が管理する必要があります。
関連する用語 (ネットワーク用語辞典)
全37件を見るNAT(ネットワークアドレス変換)
プライベートIPアドレスとパブリックIPアドレスを相互に変換する技術。IPv4アドレスの枯渇を緩和し、宅内機器が1つのグローバルIPで同時にインターネットに接続できる。
帯域幅(Bandwidth)
ネットワーク回線が単位時間あたりに転送できるデータ量の最大値。bps(ビット毎秒)で表し、実際のスループットは帯域幅の50〜80%程度になることが多い。
リバースプロキシ
クライアントとWebサーバーの間に配置され、クライアントのリクエストを代理で受け取るサーバー。SSL終端・ロードバランシング・キャッシュ・セキュリティ強化に活用される。
DHCP(動的ホスト構成プロトコル)
ネットワーク内のデバイスにIPアドレス・サブネットマスク・デフォルトゲートウェイ等を自動割り当てするプロトコル。手動設定の手間を省く。
ポート番号: 3389 (RDP) とリモートワークのリスク
Windowsのリモートデスクトップ接続(RDP)で使用されるポート3389と、絶対にやってはいけない公開設定について。
ポート番号: 53 (DNS) とネットワークの仕組み
「インターネットの電話帳」と呼ばれるDNSとポート53の役割、トラブル時の切り分け方を解説。