コンテナレジストリ
Dockerコンテナイメージを保存・管理・配布するリポジトリサービス。Docker Hub・GitHub Container Registry・Amazon ECR・GCR・ACRなどがあり、CI/CDパイプラインの中核を担う。
コンテナレジストリとは?
コンテナレジストリは、Dockerコンテナイメージを保存・バージョン管理・配布するためのリポジトリサービスです。GitがソースコードをGitHubに保存するように、コンテナイメージはレジストリに保存します。
主なコンテナレジストリ
| サービス | 提供元 | 特徴 |
|---|---|---|
| Docker Hub | Docker | 最も有名・無料枠あり・Pull制限あり |
| GitHub Container Registry(GHCR) | GitHub | GitHubと統合・無料枠あり |
| Amazon ECR | AWS | AWSと完全統合・プライベートレジストリ |
| Google Container Registry(GCR) | GCP | GCPと統合 |
| Azure Container Registry(ACR) | Microsoft | Azureと統合 |
基本的な操作
# イメージをビルド
docker build -t my-app:v1.0 .
# タグを付けてレジストリにプッシュ(Docker Hub)
docker tag my-app:v1.0 username/my-app:v1.0
docker push username/my-app:v1.0
# レジストリからプル
docker pull username/my-app:v1.0
イメージのタグ管理
latest: 最新版(本番での使用は非推奨)- セマンティックバージョン:
v1.2.3(推奨) - Gitコミットハッシュ:
sha-abc1234(CI/CDでよく使われる)
セキュリティ機能
- イメージスキャン: プッシュ時にCVE脆弱性を自動検出(ECR・ACR等)
- アクセス制御: IAMやトークンによる認証・認可
- 署名: コンテナイメージの改ざん検知
まとめ
プライベートレジストリ(ECR・ACR等)はセキュリティと速度の面でパブリックレジストリより優れています。クラウドネイティブ開発では使用するクラウドと同じプロバイダーのレジストリを選ぶことで、認証や転送速度が最適化されます。
関連する用語 (DevOps)
全58件を見るBlue-Green Deployment
ゼロダウンタイムデプロイ戦略の一つ。本番環境(Blue)と新バージョン(Green)を並行して稼働させ、トラフィックを切り替えてデプロイする。問題発生時に即座に切り戻せる。
Fargate
AWSのサーバーレスコンテナ実行エンジン。EC2インスタンスを意識することなくコンテナを実行できる。ECSやEKSとともに使用し、インフラ管理の負荷を大幅に削減できる。
Kubernetes
Googleが開発したコンテナオーケストレーションシステム(通称K8s)。複数のDockerコンテナを自動デプロイ・スケーリング・管理する。Pod・Service・Deploymentなどのリソースで構成される。大規模サービスの運用に不可欠
DAST
Dynamic Application Security Testing(動的アプリケーションセキュリティテスト)の略。実際にアプリを実行しながら外部から攻撃を模倣して脆弱性を検出する手法。OWASP ZAPやBurp Suiteが代表的。
可観測性(Observability)
システムの内部状態を外部から観察できる能力。メトリクス・ログ・トレースの3本柱で構成され、複雑な分散システムの問題を効率的に特定・解決するための基盤となる。
Grafana
オープンソースのデータ可視化・ダッシュボードツール。PrometheusやInfluxDB等のデータソースと接続し、美しいグラフダッシュボードを構築できる。インフラ監視からビジネス指標まで幅広く活用される。