ポート番号: 80 (HTTP) とは
誰もが知るWeb通信の基礎、ポート80(HTTP)の役割と、HTTPS(443)へのリダイレクトの仕組み。
ポート番号: 80 (HTTP) とは
80番ポートは、Webサイトのデータをやり取りするためのプロトコル HTTP (Hypertext Transfer Protocol) が使用する、世界で最も有名なデフォルトの扉(ポート)です。
ブラウザのURL欄に http://www.google.com と入力すると、裏側では自動的に www.google.com というサーバーの 80番ポート に接続しにいきます。
なぜインフラエンジニアは80番に気を配るのか
現代のWebサイトは、暗号化された HTTPS(443番ポート) が標準(常時SSL化)となっています。そのため、本来であれば暗号化されていない80番ポートでWebサイトを表示させるべきではありません。
しかし、AWS等のファイアウォール(セキュリティグループ)設定で「80番ポートを完全に閉じてしまう(遮断する)」と、ユーザーにとって不便なサイトになってしまいます。
ユーザーがURLを手打ちした時の挙動
多くのユーザーは、ブラウザのURL欄にわざわざ https:// をつけず、直接 example.com のように入力します。この時、ブラウザは「とりあえず80番ポート(HTTP)に行こう」とします。
もしサーバーの80番ポートを閉じてしまっていると、ここで通信エラーになってしまいます。
正しいインフラ設定(301リダイレクト)
そのため、Nginxやクラウドのロードバランサー(ALB等)では、以下の設定を行います。
- 80番ポートは開けておく。
- しかし、80番にアクセスが来たらページを表示するのではなく、「443番(HTTPS)で開き直してください」と強制的に案内(301リダイレクト)する。
この「80から443への入り直し」を自動で行わせるのが、現代のWebインフラ構築の基本テクニックです。
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