IT用語: ORM(オブジェクトリレーショナルマッパー)とは|SQLを書かずにDBを操作
プログラミング言語のオブジェクトとDBのテーブルを対応付けるORMの仕組みとN+1問題を解説。
ORM(Object-Relational Mapper)とは
ORMは、プログラミング言語のオブジェクト(クラス・構造体)とリレーショナルデータベースのテーブルを対応付け、SQLを直接書かずにプログラムコードでDBを操作できるようにするライブラリです。「SELECT * FROM users WHERE id = 1」をUser.find(1)のように書けます。
主要ORMライブラリ
| 言語 | ORM | 特徴 |
|---|---|---|
| JavaScript/TS | Prisma | 型安全・宣言的スキーマ |
| JavaScript/TS | Sequelize | 老舗・柔軟 |
| Python | SQLAlchemy | 高機能・非常に柔軟 |
| Ruby | ActiveRecord | Rails標準・シンプル |
| Java | Hibernate | JPA実装の定番 |
| Go | GORM | Go標準的ORM |
N+1問題
ORMで最も注意すべきアンチパターンです。
// N+1問題の例(Nユーザー分のSQLが発行される)
const users = await User.findAll(); // SELECT * FROM users(1回)
for (const user of users) {
const posts = await user.getPosts(); // SELECT * FROM posts WHERE user_id = ? (N回)
}
解決策: include(Eager Loading)で関連データを一括取得し、クエリ数を1〜2回に抑えます。
ORMのトレードオフ
ORMは開発速度を上げますが、複雑なクエリや大量データ処理では生SQLより非効率な場合があります。「ORM + 必要に応じて生SQL」が現実的なアプローチです。
関連する用語 (データベース)
全23件を見るMongoDB(モンゴDB)
ドキュメント型NoSQLデータベースの代表格。JSONに似たBSON形式でデータを格納し、スキーマレスで柔軟なデータ管理と水平スケーリングを実現する。Node.jsとの親和性が高い。
IT用語: PostgreSQLとは|拡張性と標準準拠で選ばれるオープンソースRDBMS
高度な機能・拡張性・SQL標準への準拠で知られるオープンソースのリレーショナルデータベースPostgreSQLを解説。
IT用語: データベース正規化とは|データの重複をなくすテーブル設計の基本
第1〜第3正規形(1NF・2NF・3NF)を使いデータの冗長性を排除するデータベース正規化の手順を解説。
NoSQL(非リレーショナルデータベース)
固定スキーマを持たない非リレーショナル型データベースの総称。ドキュメント型・キーバリュー型・カラム型・グラフ型などがあり、水平スケーリングと柔軟なデータ構造が特徴。
IT用語: MongoDBとは|JSONライクなドキュメント型NoSQLデータベース
スキーマレスなJSONドキュメントを格納するMongoDBの仕組み・集計パイプライン・RDBとの使い分けを解説。
IT用語: シャーディングとは|大規模DBを水平分割してスケールアウトする手法
ユーザーIDや地域などのキーでデータを複数DBに分割するシャーディングの仕組みとデメリットを解説。