HTTP/2
HTTP/1.1を改善した次世代WebプロトコルでRFC 7540として標準化。ヘッダー圧縮・多重化・サーバープッシュにより、Webページの読み込み速度を大幅に改善する。
HTTP/2とは?
HTTP/2は、2015年にRFC 7540として標準化されたWebプロトコルです。HTTP/1.1の性能上の問題を解決するために設計され、現在主要なWebサイトとブラウザのほぼすべてがサポートしています。
HTTP/1.1との主な違い
| 機能 | HTTP/1.1 | HTTP/2 |
|---|---|---|
| 通信方式 | テキスト | バイナリフレーム |
| 接続ごとのリクエスト | 1つずつ(直列) | 複数同時(多重化) |
| ヘッダー | 毎回フルで送信 | HPACK圧縮で差分のみ |
| サーバープッシュ | なし | あり |
| Head-of-Line Blocking | あり | TCPレベルでは残存 |
多重化(Multiplexing)の効果
HTTP/1.1では1接続で1リクエストしか処理できなかったため、複数リソースを並列取得するために複数TCP接続を張る必要がありました。HTTP/2では1つのTCP接続で複数リクエストを同時に処理できます。
HTTP/2の有効化
多くのWebサーバーはHTTPS環境でHTTP/2を自動的に有効化します。
- NGINX:
listen 443 ssl http2; - Cloudflare Pages/Vercel: デフォルトでHTTP/2対応
まとめ
HTTP/2への移行はHTTPS化と一体で進めると効果的です。Core Web VitalsのLCP改善にも貢献するため、未対応サイトは早期に有効化することを推奨します。
関連する用語 (ネットワーク用語辞典)
全37件を見る帯域幅(Bandwidth)
ネットワーク回線が単位時間あたりに転送できるデータ量の最大値。bps(ビット毎秒)で表し、実際のスループットは帯域幅の50〜80%程度になることが多い。
プロキシサーバー
クライアントとインターネットの間に立ち、通信を代理するサーバー。キャッシュによる高速化・アクセス制御・匿名化・コンテンツフィルタリングに使われる。
BGP(ボーダーゲートウェイプロトコル)
インターネット上の自律システム(AS)間でルーティング情報を交換するプロトコル。インターネットの経路制御の根幹を担い、「インターネットの接着剤」とも呼ばれる。
IT用語: L2スイッチ・L3スイッチとは|ルーターとの違い
MACアドレスで転送するL2スイッチとIPアドレスでルーティングもできるL3スイッチの違いを解説。
ポート番号: 53 (DNS) とネットワークの仕組み
「インターネットの電話帳」と呼ばれるDNSとポート53の役割、トラブル時の切り分け方を解説。
IT用語: プロキシサーバーとは|フォワードプロキシとリバースプロキシの違い
通信を中継するプロキシサーバーの役割と、フォワードプロキシ(企業内PC向け)とリバースプロキシ(Webサーバー向け)の違いを解説。